無為な日常
 
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2010年4月1日を表示

[ゲーム]クリトル感想[2回目]

だから引越しは嫌いなんだよ!!



まぁ叫びは置いといてクリトル、酷評部分だぞ。


・シナリオ:総合
駄目駄目でまともに評価できる点は無い。あるかもしれないが、探す気が起きないほどの展開。アブノーマルなエロ作品としては中の下、異能バトルものなら下の上、純粋な読み物としては下の下。

・シナリオ:短すぎる
以前1シナリオのスパンが短いと書いたことがあるが、見れば後日談のような例外除いて最初から最後まで3日で終わる。かの3daysを思わせるが、内容は比較にならないほど薄い。
3日と書いたが、実際のところ最初の1日はほぼ共通なので実質2日。その中に(起)承転結を『無理矢理』入れようとしているわけだから無茶が過ぎる。しかも中途半端だし。
ただ、別に1スパンが中途半端だから悪い、とは本来言われないはず。中途半端が前提のシナリオをいくつか用意し(つまり謎や伏線を作っている)、最終的に1つにまとめる。そういう手法は割と多い。が、

よもやあのクソシナリオが1つずつ完結とは夢にも思わなかったorz


・シナリオ:行き当たりばったり
無茶苦茶そんな感じがします。というかね、自分のやりたいシーンを作る(持っていく)ために無理矢理曲げてるとしか思えない。そのためには都合の悪い部分をカットしたり、強制退場してもらったりしているように思える。で、それでおもしろい話が出来るかといえば、そんなわけはなく。
似たようなことに、脈絡もなく話が飛ぶこともありえた。具体的にはオーガスト後日談。物語中盤に(しかもクトーニアン登場直後に!)『時は、進む』→数行→『戦いは、終わった』ちょ、オマ、待てヤ! そして本当に後日談でオチもなく終わる。アリエン。ここまでひどくないが似たようなことは他にもあるし、行間読んでくださいなんてレベルじゃねぇぞおぃ。


・シナリオ:主人公、のはずの久世玲壱
この作品主人公は久世玲壱である。多分。
というのもこいつ駄目駄目なのである。確かに隷『レー』の字を持つ≪触手≫ではあるが、それにしてもこいつ何もし無さ過ぎである。シナリオ中こいつが自分からやったことで誉められることは『何一つとしてない(断言)』。そのくせ自分の理想『だけ』はくっちゃべる。先輩から最低といわれてしょうがない奴だ。
まぁなんだかんだでこいつのいいところ、見せ場は一つとしてない。あるとすればヨゾラ、オーガストとの後日談でオーガストにちゃんと付き添っている部分か。実はこの部分にも疑問が無いわけではないが、まぁそれは些細なことだ。どちらにせよ、物語の中心に一番近い位置なのに何もしてないとはこれいいかに。

逆に主人公ポジションなのはヒロインのオーガスト、そして兎子である。この二人は酷い過去を背負い、それを負い目にするも自分の好きな相手(あるいは愛する相手)のためなら決断することを厭わない。八方美人の久世に対しこの2人のまっすぐさは非常に映える。まぁライターが夢幻廻廊の人だし、女性が目立つのは当然かもしれない。
結局この主人公(謎)は終始賞品扱いのような気がする(動機のためだけに存在しいたとも言うか)。



まだまだ続く。



4月1日(木)21:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | ゲーム | 管理


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