無為な日常
 
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2007年10月22日を表示

魔王物語物語

製作:てつ

さてこの週末にひたすらやったゲームのレビュー(?)でも。私自身の達成率80%。裏ボスは倒してないが裏ダンジョンは一通り踏破した程度。
ネームだけを見る限り伝勇伝(*1を連想するが、その実まったくの硬派。戦闘、シナリオ、キャラとかなり評価は高い。また、見れるところも多くあり、このゲームはプレイする人によってその楽しみ方も様々に変わると思う。
 
戦闘:難易度は高い。エリア毎の敵の強さが極端に違い、へたに進もうとすると嬲り殺される(まぁローグやってれば気になららいか(*2。またLVによる能力上昇もさほど意味があるものでなく、重要なのはアイテムになにを装備するか。これにより成長の自由さはかなりのものになる(アイテムにも熟練度なるものがある)。
エンカウントはかなり特殊なものを使っており、これは正直はまった。敵に近づくと戦闘予備時間が発生し、その間に近づいたすべての敵とエンカウントする。また、その「角度」が重要だと。要は相手が強敵なら一体ずつ、雑魚ならまとめて倒したいなら一箇所にまとめて戦えばいいのだ。ただ、それは一つの考え方に過ぎないのがこのシステムの醍醐味なのだけど。ちなみに、いかにして逃げるか、これも結構重要だが、人を選ぶだろう。

シナリオ:かなり良いでき。しかし、分かりにくい点もあるかもしれない。そもそもこの作品のシナリオは、たくさんの欠片を集めるようなものだと考える(ぶっちゃければひぐらしの祭囃子の冒頭)。点と点はあるがそれを繋げる線はない。というか意図的に削除している。そこは保管してほしいのだと思う。
もすこし詳しくネタばれに。主人公と一部を除く全キャラその舞台にいる。理由がある。それを追いながらシナリオは進むのだが、これが当の魔王物語と酷似している(*3。これがプレイヤーサイドの混乱の種なのだが・・・まぁシナリオの都合、というか本質を考えるとはずせないよねぇ。名前だけ出てる、というのが多いのもツライ。悲しいけど《物語》から外には出ることができない。

キャラ:素晴らしくみんなキャラが立ってる。というより、キャラの背景がしっかりとしているから、それぞれ独自の《かっこよさ》が出るのだろう。

総評:とてもいい作品だ。ぜひプレイすることをお勧めする。ただ、戦闘難易度他、少々辛口な面も否めないので少々お覚悟を。

・・・あ、忘れてた。これ、フリーウェアね。

注)
*1 伝説の勇者伝説の略。曰く《王道》、らしい。ちなみに私は読んでない。
*2 100階ダンジョンのローグでは5階違えば桁違い、10階違えば別世界ぐらい敵の強さが違う。一応60階越えだしたあたりからその変化も緩やかになるが、それはその時点でLvMAX、ステータスMAXの@を十分に殺せるためである。
*3 酷似しているのは当然。なんせ基にして書いてあるのだから。もっとも直接ではなく間接的にだけど。



10月22日(月)11:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | ゲーム | 管理


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